2019-06-04 UPDATE
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食事ケアというタイトルで研修を行うと、
○摂食・嚥下の仕組み
○食事形態について
○水分について(とろみ、ゼリー)
○食事介助について
を中心に行うことが多いです。
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もちろん今回の研修もこの流れを踏襲しているのですが、一緒に聞いていた私は、むしろこの流れに入るまでのインテーク「“食べる事”を意識してみましょう」をみなさんにお伝えしたいと思いました。
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加齢に伴う食事に関わる能力の変化
→キュウリの食べ比べ(そのまま・隠し包丁・薄切りスライス・みじん切り・ゼリー)
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ドーナツを、
○唾液を拭き取って食べてみましょう
○あまり噛まずに飲み込んでみましょう
○口を開けたまま飲み込んでみましょう
○舌を動かさないで飲み込んでみましょう
食べてみました。
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○口の中に水分がなくてパサつくと食べれない
○結構噛むのに力は要る。充分な咀嚼は必要
○口を閉じないと飲み込めない
○食塊を送り込むのに舌の動きは大切
と実感しました。
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言われないと、普段は無意識でしているのでわかりませんが、こうして“意識”してやってみると“食べる事を意識する”がいかに大切なことかがわかりました。
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身体の老化や認知症の進行によって“食べる事が意識しにくく”なっていっているゲストさんのみなさん。そこに着目して、私たちが無意識のうちにしている当たり前のことを、あえて意識してみる。ここを実際の介護に活かす。
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介護が生活に繋がる時、勉強や研修が実務に繋がる時、この瞬間がとても楽しい、そして充実感があるのです。
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研修を受けた職員のみなさんお疲れ様。そして、この研修を企画実行してくれた栄養士さんありがとう。
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