2023-07-07 UPDATE
毎年7月7日(七夕)に出される行事食です
▼▼蘊蓄
さかのぼること、およそ1100年前の927年、宮内の儀式・作法を集大成した延喜式という格式が完成しました。その延喜式に、そうめんの原型とされる「索餅」(さくへい)が旧暦7月7日の七タの儀式に供えられたという記述があります。平安時代、宮内の七夕行事に索餅が欠かせなかったのだそうです。
索餅は中国から伝わった麺料理で、小麦粉と米粉を水で練り、塩を加えて縄状にしたもの。中国の故事に「7月7日に索餅を供えると無病息災によい」という言い伝えがあり、それが日本にも伝わって、七夕に索餅を供えるようになったといわれています。
やがて宮内行事が一般にも広まっていき、七夕に索餅を食べるようになりました。そして、時代を経るとともに索餅がそうめんに変わっていき、現代に至るまで風習として残されているんです。
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他にも
【そうめんを白い糸に見立てた】
七夕はもともと乞巧奠(きこうでん)という祭りで、着物織り技術の上達を願う意味がありました。そこで、はた織りと関連のある白い糸=そうめんを食べるようになった。
【そうめんを天の川に見立てた】
そうめんの流麗な姿がまるで天の川のように見えることから、七夕にそうめんを食べるようになった。
というような説があるようですが、蘊蓄はさておき、暑さの中涼しげな盛り付けで食欲をそそります
稲荷寿司とセットのお昼ごはん、美味しくいただきました
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